皆さんこんにちは、訪問美容室BROTEの西川です!
今回は、産後の抜け毛で毛量が減った方、そもそも髪が柔らかくクセが強いためシルエットが決まらない方への髪型の提案です。
毛量が少なめで軟毛くせ毛は、日本人に特に多い髪質です。今回も満足いただけるよう、全力でデザインさせていただきます。
髪質と骨格を探る
まずはカウンセリングです。
まずは、悩みのタネ『くせ毛』の度合いをチェックします。
あまりレイヤー(段カット)が入っていないため、髪の重みで隠れていますが髪をめくると、本来の強いクセが顔を出しました。
今回のお客様のお悩みは下記の通り。
〆 後頭部の丸みがほしい(絶壁をフォローしたい)
〆 クセが強くバサバサになって見え、清潔感がない。
結論から言うと、これらの悩みや問題はカットで解決できます。
最初にお伝えしますが、『どう?うまいっしょ?』と僕のテクニックを紹介したいわけではないんです。お持ちのコンプレックスは、『活かす』ことができることを知って欲しいです!
今回の方も、強いコンプレックスと諦めをお持ちでしたが、このあと劇的に変わります。
スタイルを頭で設計する
では実際に、スタイルが仕上がるまでの僕の頭の中を簡潔に書いていきます。
今回のお客様は『エレガント』を求めていたので、クールでシャープな雰囲気を生む後頭部の絶壁をカバーした前下がりボブにします。
今回のお客様の『癖がおさまるポイント』は下記の写真の赤線の部分。
この部分が強いクセの曲がり角です。ここを中心にスタイルを形成します。
絶壁を直すためのカット技法
では、今回のシルエットでもっとも重要である『後頭部の絶壁』について。
こちらが乾いている状態。
中途半端な長さでメリハリがないので、毛量の少なさも際立ってしまっています。
さらに濡らすとこんな感じ。
このような状態ですね。
ここから先ほどの『癖がおさまるポイント』を考慮して、最適なシルエットを作ります。
今日よくても明日、自分でセットできなければ意味がありません。モチと再現性も大きな要素です。
で、僕が見えているシルエットがこれ。
赤線のラインをイメージしながら、シルエットをデザインします。
下の写真が実際に切り終わったあと。
絶壁がフォローされ、雰囲気が出ました。
余談ですが、下記の写真の三角の部分を削ると個性が増し、雰囲気が変わります。
最近ではハンサムショートなんて言いますが、それらの類ですね。10代、20代にジワジワ人気が出てます。
ここで懸念されるのが『あんなに強いクセなのだから乾かしたらバサバサでは?』と言うもの。
先ほどお伝えした『くせの曲がり角』で切っているので、乾かしただけでまとまります。
重複しますが、ドライヤーで乾かしただけです。ブローや整髪料は一切つけていません。
クセを活かし、髪がおさまる場所で切るとここまで変わります。ボリュームの出ない軟毛が、シルエットを得ることで良い感じに生きてくれるわけです。
では、ここからドライカットで仕上げます。
最後はシアバターと、少しのオイルをつけて完成です。
まとめとBefore After
いかがでしたか?
今回は『軟毛』『薄毛』『絶壁』を解消し、少し大人な感じの前下がりボブにしました。スラッとスタイルの良いこちらのお客様にジャストな雰囲気に。
ただし、何ヶ月も持つようなスタイルではありません。理由は髪質にあり、2ヶ月も経つと髪の重みでシルエットのバランスが崩れ、ハリとコシが失われていきます。
ただ、時間が経っても変なふうに暴れたりはしないので、同じ髪質を持つ妊婦さんや、育児ママにはオススメです。
ぜひ、お気軽にご相談くださいね!今回も最後までお読みいただき有難うございました。
BROTEは東京・青山・原宿で活動する夫婦二人で自宅に伺う妊婦・育児ママ専門の『訪問美容室』です。
体調や育児で大変なママの時間と都合に合わせて従来の訪問美容室にはない『ハイクオリティーとおしゃれ』を運びます。
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